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エキゾチック業平

 『日本三代実録』の卒伝(死者のプロフィール紹介文)に「体貌閑麗、放縦不拘」と記されています  容姿は閑麗(かんれい)=雅(みやび)で美しく、 放縦不拘(ほうじゅうにしてかかわらず)=規律を無視して勝手にしたいことをして …

業平東下り 隅田川編

ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 唐紅に 水くくるとは(17番)    (神様の時代でさえも聞いたことがない。竜田川を赤い紅葉が覆い隠し、その葉の下を水がくぐるように流れるなんて。) 在原業平(ありわらのなりひら)825 …

実朝暗殺事件

鶴岡八幡宮  鶴岡八幡宮は源実朝(93番)が暗殺された場所です   世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海人の小舟の 綱手かなしも (この社会が、ずっと普段通りであるといいなぁ。海人が、小船の綱を引く、そんな普通の光景にも、 …

百人一首のコトバ ~芦~

百人一首で3度出てく植物「芦」について調べてみました 難波潟 短き芦の 節の間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや (19番 伊勢) (難波潟の短い芦の節と節の間ほどの短い時間でもあなたに会いたいのに  あなたはもう、会わ …

百人一首のコトバ ~みをつくし~

  百人一首で2度出てくることば「みをつくし」とは何でしょうか   わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ (20番 元良親王)   難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわた …

御堂筋イルミネーション

2021年12月末大阪市御堂筋通りのイルミネーションを見に行きました百人一首の旅の一環でたまたま行われていたイベントに遭遇したのです イルミネーションは冬の風物詩ですイルミネーションというとクリスマスツリーなどの装飾が代 …

序歌とは

難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春べと 咲くやこの花 アニメ『ちはやふる』を見ていると一番耳にする歌はこの歌かもしれません 競技かるたの大会が始まるシーン 緊張感のあるの空気の中、この歌が朗々と詠われる光景を幾度も …

ほととぎすの鳴き声求めて徹夜だろうと、遠足だろうと

 ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有り明けの 月ぞ残れる 『千載集 夏歌三161』 夏告げ鳥が、春告げ鳥に”托卵” ホトトギスはカッコウの仲間で、他の種類の鳥の巣に産卵し雛の世話をさせる、托卵(たくらん)の習性が …

七夕祭(2) 七夕に食べる素麺は七夕とは無関係なのです

3000年前の中国の帝王、高辛氏。 大変な聡明な人物であったが、残念なことに子供を亡くしてしまいます 7月7日のことでした。 その子が幽霊となって、人々に瘧(おこり マラリアの一種)をはやらせました。 そこで生前子供が好 …

七夕祭(1) 宴の食事

日本で1600年余り、天を見上げ、川を臨んで祝ってきた七夕祭 かささぎの渡れる橋に置く霜の 白きを見れば夜も更けにける 百人一首 歌番号6 大伴家持 この大伴家持のカササギの歌で七夕について調べました 飛鳥、奈良時代から …

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