小野小町
おののこまち
花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に
はなのいろは うつりにけりな いたずらに わがみよにふる ながめせしまに
意訳 |
長雨を眺めている間に、花は散りました。そして、わたしの容姿も長い年月、恋や人生に思いふけっている間に、老け衰えてしまいました。 |
歌の種類 |
春 『古今和歌集 春歌下113』 |
決まり字 |
はなのいろは うつりにけりな いたずらに わかみよ にふる ながめせしまに |
語呂合わせ |
花の我が身よ(はなの わがみよ) |
人物
小野小町(生没年不詳)
平安時代前期の女流歌人。
六歌仙の一人。三十六歌仙の一人。女房三十六歌仙の一人。
絶世の美女といわれている。
読み上げ
008 喜撰法師 我が庵は | 010 蝉丸 これやこの |