坂上是則
さかのうえのこれのり
朝ぼらけ 有り明けの月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪
あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき
| 意訳 |
| ほのぼのと明ける朝。有明の月の光のような白い光の正体は、吉野の里に降り積もる白雪だったよ。 |
| 歌の種類 |
| 冬 『古今和歌集 冬歌332』 |
| 決まり字 |
| あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき |
| 語呂合わせ |
| 朝ぼらけ有明の吉野(あさぼらけありあけの よしの) |
人物
坂上是則(?-930年)
坂上田村麻呂4代の孫。
三十六歌仙の一人。
下級官吏から地方長官。
蹴鞠の名人。
読み上げ
| 030 壬生忠岑 有り明けの | 032 春道列樹 山川に |
