素性法師
そせいほうし
今来むと いひしばかりに 長月の 有り明けの月を 待ち出でつるかな
いまこんと いいしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな
| 意訳 |
| すぐに会いに行くよと、あなたが言ったから、毎晩待っていたの。夜の長い九月、有明の月が見える朝まで、待っていたのよ。 |
| 歌の種類 |
| 恋 『古今和歌集 恋四691』 |
| 決まり字 |
| いまこんと いいしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな |
| 語呂合わせ |
| 今子蟻(いま こあり) |
人物
素性法師(?-910年?)
俗名良岑玄利。
桓武天皇の曾孫。僧正遍照の子。
読み上げ
| 020 元良親王 わびぬれば | 022 文屋康秀 吹くからに |
