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038 右近 忘らるる

右近右近
うこん

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな
わすらるる みをばおもわず ちかいてし ひとのいのちの おしくもあるかな

意訳
あなたに忘れられたわたしのことはいいの。でも、あの時の神への誓い「ふたり 永遠に」。神罰で命を失うあなた。それは耐えられないの。
歌の種類
恋 『拾遺集 恋四870』
決まり字
わすらるる みをばおもわず ちかいてし
ひとのいのちの おしくもあるかな
語呂合わせ
 忘らるる人の命(わすらるる ひとのいのち)

人物

右近(生没年未詳)
醍醐天皇の中宮穏子に仕えた女房。
元良親王・藤原敦忠・藤原師輔・藤原朝忠・源順・藤原師氏などと恋愛関係があった。

この歌の恋のお相手は

人物の紹介欄に、多くの男性の名前が並ぶ、恋多き女 右近です。
この歌の恋のお相手は、藤原敦忠でした。
藤原敦忠は、時の権力者藤原時平の御曹司です。

男の「忘れじ」を、よろずのことを掛けて、誓いけれど、忘れにける後に、言ひやりける

『大和物語』

”人の命の惜しくもあるかな”とあります。
神罰が当たるであろう相手に、心から同情する純愛なのか。
それとも、自分を捨てた相手に皮肉を言うからかいの気持ちなのか。

藤原敦忠は38歳の若さでなくなっています。

読み上げ

037 文屋朝康 白露に 039 参議等 浅茅生の

百人一首 初めてかるた

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