紀友則
きのとものり
久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しずごころなく はなのちるらん
意訳 |
日の光がのどかに射す春の日。なのに、なぜあわただしくも、桜の花は散ってゆくのか。 |
歌の種類 |
春 『古今和歌集 春歌下84』 |
決まり字 |
ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しずごころなく はなのちるらん |
語呂合わせ |
久方の静(ひさかたの しづ) |
人物
紀友則(845年?-907年)
紀貫之のいとこ。
三十六歌仙の一人。
読み上げ
032 春道列樹 山川に | 034 藤原興風 誰をかも |