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016 中納言行平 立ちわかれ

中納言行平中納言行平
ちゅうなごんゆきひら

立ちわかれ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む
たちわかれ いなばのやまの みねにおうる まつとしきかば いまかえりこん

意訳
お別れです。わたしは因幡の国へ参ります。でも、皆さんがわたしを待っていると聞いたなら、すぐに帰ってきますよ。
歌の種類
離別 『古今和歌集 離別歌365』
決まり字
たちわかれ いなばのやまの みねにおうる
まつとしきかば いまかえりこん
語呂合わせ
 立ち待つと(たち まつと)

人物

中納言行平(818年-893年)
平城天皇の孫。
父・阿保親王が薬子の乱に連座、左遷したため、弟在原業平らと共に臣籍降下し在原氏を名乗る。
855年に因幡守(鳥取県東部)に任命されており、その時の歌と考えられる。

読み上げ

015 光孝天皇 君がため 017 在原業平朝臣 ちはやぶる

百人一首 初めてかるた

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