参議等
さんぎひとし
浅茅生の 小野の篠原 忍れど あまりてなどか 人の恋しき
あさじうの おののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこいしき
| 意訳 |
| あの人への思いがあふれて、忍んでいられなくなった。どうしてこんなに恋しいのだろう? |
| 歌の種類 |
| 恋 『後撰集 恋一577』 |
| 決まり字 |
| あさじうの おののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこいしき |
| 語呂合わせ |
| 朝、十あまり(あさ じゅうあまり) |
人物
参議等=源等(880年-951年4月18日)
嵯峨天皇の曾孫
浅茅生

Wikimedia Aimaimyi氏撮影
浅は、丈が低いという意味です。
茅(チ)は、現代名チガヤ。雑草。かつては食べていたそうです。
読み上げ
| 038 右近 忘らるる | 040 平兼盛 忍れど |
