王仁博士
わにはかせ
難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春べと 咲くやこの花
なにわづに さくやこのはな ふゆごもり いまをはるべと さくやこのはな
意訳 |
難波津に咲いた花。「春が来たよ」と、咲いたよ、花が。 |
歌の種類 |
– |
決まり字 |
– – |
語呂合わせ |
– |
肖像画について
この画像は、国立国会図書館ウェブサイトからいただいてきました。
競技かるたの世界では序歌として耳に馴染んだこの歌ですので、ぜひ、並べてご紹介したいと思っていました。
しかし、百人一首ではないので、札がありません。
札の欄を空にしておくのも淋しいと思っていたら、国立国会図書館のデジタルコレクションで見つけました。
『前賢故実』巻第1に「王仁」とありました。
ちゃんと、歌も書かれています。
「なにはづに さくやこのはな ふゆごもり いまははるべと さくやこのはな」
下の句の最初、競技かるたで耳にする「いまをはるべと」ではなく、「いまは」です。
『古今和歌集』の写本によっては、どちらもあるそうです。
読み上げ
100 順徳院 ももしきや | 001 天智天皇 秋の田の |