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011 参議篁 わたの原

参議篁参議篁
さんぎたかむら

わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣り舟
わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね

意訳
大きな海を島々に向かって船を漕ぎ出したと、都にいる人に、告げておくれ。海人の釣り船よ。
歌の種類
羇旅 [きりょ] 『古今和歌集 羇旅歌407』
決まり字
わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと
ひとにはつげよ あまのつりぶね
語呂合わせ
 わたの原や、人には告げよ(わたのはらや ひとにはつげよ)

人物

参議篁=小野篁(802年-852年2月3日)
834年遣唐副使に命じられるが、病と称して進発しなかったので、838年隠岐国(島根県隠岐諸島)に流罪。
840年に赦され帰京。

遠流の時の歌

隠岐国へ流されける時に、舟に乗り行で立つとて、京なる人のもとに遣はしける

『古今和歌集』詞書より

参議篁36歳の時になります。
隠岐の島への流刑は「近・中・遠」と分けると、一番重い遠流に当たり、京から隠岐国へは26日かかります。
詠った場所は、摂津国難波津で、目前には瀬戸内海諸島が広がっていたのだと考えられます。

読み上げ

010 蝉丸 これやこの 012 僧正遍昭 天つ風

百人一首 初めてかるた

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