春道列樹
はるみちのつらき
山川に 風のかけたる 柵は 流れもあへぬ 紅葉なりけり
やまがわに かぜのかけたる しがらみは ながれもあえぬ もみじなりけり
意訳 |
山あいの川に、風がかけたしがらみは、川をせき止めるほどたくさんの紅葉の葉でできているよ。 |
歌の種類 |
秋 『古今和歌集 秋歌下303』 |
決まり字 |
やまがわに かぜのかけたる しがらみは ながれもあえぬ もみじなりけり |
語呂合わせ |
山が流れる(やまが ながれる) |
人物
春道列樹(?-920年)
主税頭。
新名宿禰の子。
文章生、壱岐守。
読み上げ
031 坂上是則 朝ぼらけ | 033 紀友則 久方の |