河原左大臣
かわらのさだいじん
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに
みちのくの しのぶもじずり たれゆえに みだれそめにし われならなくに
| 意訳 |
| 陸奥の織物しのぶもじずり。その乱れ模様のように忍ぶ恋でわたしの心は乱れはじめた。誰のせいだと思う?わたしではなくあなたのせいだよ。 |
| 歌の種類 |
| 恋 『古今和歌集 恋四724』 |
| 決まり字 |
| みちのくの しのぶもじずり たれゆえに みたれそめにし われならなくに |
| 語呂合わせ |
| 道、乱れそう(みち みだれそう) |
人物
河原左大臣=源融(822年-895年)
嵯峨天皇の子。
紫式部の『源氏物語』のモデルの一人といわれている。
読み上げ
| 013 陽成院 筑波嶺の | 015 光孝天皇 君がため |
